主に、LightWave3Dに関する事を書き記します。
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	続きです。
	前回では折り紙の適した三角分割について学んだので、今度はこれを使って簡単に折っていこうと思います。
	もう一杯コーヒーをおかわりして続けていきましょう。
	
	
	 
- モデラー -
	
	
	1.プリミティブから「Box」を選び数値入力のパネルを編集していきます。
	 市販で売られている折り紙のサイズは15cm(150mm)の正方形なのでその通りに数値を入力。
	
	
	
	 
	
	
	2.細分化します。
	 分割方法はファセットを選び、4回ほど細分化。
	
	
	
	 
	
	
	3.ポリゴンを全て選択して「ポール作成」のコマンドをクリックします。
	
	
	 
	
	
	4.原点(中心点)をアクションの中心にして折り紙を45°回転させます。
	
	
	 
	
	
	5.上面ビューから折り紙の左端のポリゴンを選択して「選択拡張」で半分まで選択していきます。
	
	
	
	7.そのまま「選択反転」でもう半分のポリゴンを選択してウェイトを作成します。(名:ori_B)
	
	
	
	
	
	8.折り紙を全てポリゴン選択してサーフェイスを作成します。(名:ORIGAMI)
	
	9..lwo保存。
	 作業をレイアウトに移ります。
	
	
	 
	
	- レイアウト -
	
	
	
	
	1.折り紙のオブジェクトを追加。
	 オブジェクトのアイテムプロパティを開き、サブディビジョン手順を「一番終り」にして「色・質感編集」パネルを開きます。
	
	
	
	
	
	
	2.「両面」オンにしてポリゴンの裏表を表示、「スムージング」オン(スムースしきい値:180°)にします。
	
	3.折り紙の裏表に色を付けましょう。
	 ノード編集をオンにしてパネルを開きます。
	
	
	 
	
	
	4.ノード追加→Spotから「Spot Info」を、Toolsから「Mixer」を追加してノードを繋げます。
	
	
	
	
	
	
	5.「Mixer」のパネルを開き、「Fg Color」を白に「Bg Color」で折り紙の色を決めます。
	 
	6.これで1枚板のポリゴンの裏表に色が付けることが出来ました。
	 (「Image」のノードを追加して「Mixer」のBg Colorに繋げれば柄のある折り紙が出来ます。)
	
	 
	
	
	
	
	7.次にボーンを仕込んでいきますが、その前にモデラーで原点と折り紙の端の長さを測ります。
	 ( 詳細→計測→「ポイントの計測」で中心と端を選択した2点のポイントの距離を測る。 )
	
	
	
	
	
	
	8.レイアウトに移りボーンを追加。
	 先ほどモデラーで測った距離(106.066mm)をボーンの固定長にしてヘディング(H)-90°にします。
	 
	9.中心点回転記録と固定位置記録をして、ボーンのアイテムプロパティで作成したウェイトを適用していきます。
	
	 
	
	
	
	
	10.この段階でボーンをピッチ回転させるだけでも折り紙の最低限な変形をしてくれますね。
	
	
	
	(当然の事だけどボーンを-180°回転させるとポリゴンが二重に重なるので注意してください。)
	
	 
	
	
	
	
	11.しかし、折り目の外側部分をよく見ると内側のポリゴン(かな?)が見えてしまっています。
	 
	12.これを見えないようにするには折り目を少し和らげないといけないので、ボーンやウェイトを増やす必要があります。
	
	
	
	 
	
	- モデラー -
	
	モデラーに戻り、元々作ってあったウェイトを利用して新しくウェイトを作っていきます。
	
	
	
	
	1.最初に作成した「ori_A」のウェイトを表示。
	 折り紙の端のポリゴンを選択して「選択拡張」を15回おこないます。
	(画像では16回と書いてありますけど、最初のポリゴン選択+拡張回数を含めての16回です。)^^;
	
	 これでウェイト範囲の半分のポリゴンを選択している状態になります。
	
	
	
	
	
	
	2.「マップ編集」→「頂点マップのコピー」でウェイトの名称を入力して新しいウェイトを作成します。(名:ori_A_1)
	 するとポリゴンを選択した部分だけにウェイトが付きました。
	 
	
	
	
	(左:ori_A_1のウェイト完成 / 右:ori_Aのウェイト表示で選択反転)
	
	3.ポリゴンの選択状態を「選択反転」してウェイトの表示をまた「ori_A」に戻します。
	
	
	
	
	
	
	4.同じように「頂点マップのコピー」で名称を入力して新しくウェイトを作成します。(名:ori_A_2)
	
	
	
	
	(ori_A_2のウェイト完成。)
	
	5.はい、これで折り紙の半分に新しい2つのウェイトが作れましたね。
	 同じように「ori_B」のウェイトから2つのウェイトを作っていきます。(名:ori_B_1/ori_B_2)
	6.終わったらレイアウトに移ります。
	
	 
	
	- レイアウト -
	
	
	
	
	
	1.ボーンを複製して反対側に回転させます。
	
	 
	2.先ほど作ったウェイトを適用して、中心点回転記録と固定位置記録をします。
	 
	3.これでセットアップ完了。
	 ちょっと動かしてみましょう。
	
	
	 
	
	(2本のボーンに見えるけど、4本のボーンが重なっているよ。)
	
	試しに10フレームほどフレームスライダを移動して中心から手前のボーン2本を0.1°ずつ傾けて、さらに2本の子ボーンを0.2°傾けます。
	
	
	 
	
	
	さっきより折り目部分が見れるものになりましたが、それでも折り目の外側部分を拡大してよく見ると内側のポリゴンが見えてしまっています。
	もう少しボーンの角度を調整したり、遠くからカメラで撮ればそれほど気にならないかな。
	
	
	 
	
	
	ここらへんはうまく調整が必要ですね。
	以上でLWの折り紙表現の個人的基礎はこんな感じで・・・。
	
	
	
	 
- まとめ(利点) -
	
	上面から見ると重なった折り紙のポリゴンのズレが少ないので、1枚の折り紙から完成形までの変形が作り易くなります。
	さすがに中盤になってくるとズレはじめてくると思いますが、フリープラグインの「ed_Tools」でモーフを作れば何とか不自然な変形を防ぐことは出来ると思います。
	あと、ウェイトやボーンを分割することで上のGIFのように二折り目の変形も可能になるので、オブジェクトを置き換える回数が少し減らすことが出来ます。
	
	
	 
- まとめ(欠点) -
	
	前回みたいにしなやかな紙の変形が難しいので、イメージ的な感じでパシパシパシッと変形させていく感じになります。
	手と折り紙の関係を持たせるには前の方法が良いですね。
	
	
	 
	
	【追記:それでも紙の表現を出したい!】
	あまりにも折り紙が硬いものに見えてしまうので何とかしたい。
	せめて最初の動きだけはペランペランの紙の柔らかさを出したいのでモーフを作っていきましょう。
	新規モーフを作成して「曲げる」か「ひねる」で変形させます。
	今回は「曲げる」を使いました。
	
	
	 これをモーフとして使う。
	
	「ひねる」はフォールオフにウェイトが使えるので、グラデーションをかけたウェイトを用意してやれば自由度の高い変形を付ける事が出来ます。
	そして、下のGIFはモーフを追加して変形させた動き。
	
	 
	
	
	だいぶ良くなりましたね。
	あまり曲げすぎるとポリゴンが伸びてしまうのが難点ですが、それらしく見せることが出来ます。
	まだまだ攻略しなくてはいけない折り紙の表現があるので、時間が空いている間にいろいろとやっていきましょう。
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