今日は七夕なので、ジラーチについて書き記します。
作成期間は2013年6月22日から7月3日。
随分前に作ったものです。
いつか、七夕の日までにモーションを公開しようと思っていたら2019年になってしまいました。
まだ、ジラーチについてこのブログで何も書いていなかったので、コーヒーでも飲みながら語りたいと思います。
久々のモーション…上手く動けるかしら?
普段、心残りで終わってしまったセットアップツール用のスクリプトを書く日々を過ごしているので、CG作品をほとんど作っていません。
アニメーションもしばらくやっていなかったので、リハビリがてら簡単なモーションをしたかったですけど、ジラーチの他に別のキャラのモーション付けがあり、時間が無かったのでぶっつけ本番で動かしました。
【ジラーチのリグ】
リグに触れてみると、当時の僕はLW11.5の新機能を試したくて仕方なかったんでしょう。
ジラーチの翼は、「ボーン変形」「変位マップによる変形」「クロスシミュレーション」の3つの変形方法をスライダーで切り換えれるようになっていました。
「どんな動きでも対応出来るぜ!」って感じの仕掛けに、「いやいや、必要なモンだけ仕込んどけ。無駄に負荷を増やすんじゃねぇ。」と、思わずツッコミを入れましたが、このくらいの無駄なチャレンジ精神はある意味自分らしいなと思いました。(笑)
昔ワイ「LWの新機能が使いたくてムシャクシャしてやった。今は反省している。」
【触るといろんな制御方法を使っている。^^;】
……で、やっぱり、やったことないことをチャレンジしてしまうんですねぇ。
数年振りのモーション付けなのに馬鹿ですねぇー。
今ワイ「久々のモーション付けでムシャクシャしてやった。今は…(ry」
今回は「ストップモーション」の手法で作成していきました。
ジラーチの為にいろんな仕掛けを作ったリグはほとんど使わず、3フレーム毎のFKモーションで、ステップ状のキー作成でカクカク動かします。
リグやExpression、LScriptなど、いろいろな事を必死こいて勉強していましたが、今回はそれらを利用せず、ほぼFKで動かすという事は、何だか今までの自分の頑張りを否定するような気がします。
しかし、キャラクターに命を吹き込む事が目標なので、それが出来れば良いのです。
頭の位置をずらしたり、腕を捻ったり伸ばしたり左右不揃いにしたり、嘘パースを利用して1コマごとにポーズを付けました。
動かす事より「描く」という意識でポーズを付けると良い感じに動いてくれて、実際に紙と鉛筆でラフなイメージを描いておくと3DCGの正確さを崩す所がどこなのか見えてきて学んだ点が沢山ありました。
【前後ポーズの確認】
ストップモーション風に動きを付ける際、「DOF/ブラープレビュー」をONにして、カメラのブラーを利用して前のポーズを見ながらポーズを作ったりしました。
実際に動きを確認する時はブラーをオフにします。
この確認方法は前ポーズの移動・回転の差など細かい確認がし易い…と思っていましたけど、AEで連番画像を確認した方が良いです。
【ジラーチの輪郭線】
特に、こだわっていません。
ラインの強弱を「Crackle」で付けてオブジェクト毎に色を決めているだけです。
これも確か、LW11.5からの新機能でかなり嬉しかった記憶があります。
【セルシェーダー】
ジラーチの色はDHM様のUnRealを利用しています。
セル調というより、ぼかしや影色に反射光っぽい色も入れてるので少しイラストチックです。
【カメラ以外の別アングル】
見えなければ!良いのです!!あんまり見るんじゃない!!(笑)
カメラ以外の場所から見ると、ジラーチがとんでもないことになっています。
僕はリガーのクセに平気で不自然な変形とかそのまま使っちゃいます。
それが目立つようなものなら流石に直しますが、あまり目立たないものや見えないものはそのままにしたり、デザインやポーズで避けます。
【連番画像の一部】
合計40枚。
1コマずつポーズを付けています…カワイイッ。
【プレビュー&アニメーション】
「ぼく、眠くなっちゃった~。」
3DCG臭い動きが薄まって、手描きアニメに近い感じになっているでしょうか?
当時はこのようにジラーチを動かす予定ではなかったですけど、これだけ生き生きと動くなら苦労に見合っていると思います。
動かすのがとても面倒で修正が効かないテクニックですけど、リグなどに頼らず自分の手付けモーションの実力がはっきり出るので自信が付きます。
この方法は、今後もここぞという時に使っていきたいですね。
[5回]
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