主に、LightWave3Dに関する事を書き記します。
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温かいコーヒーを淹れつつ、前の折り紙表現の反省をしていきます。
前のはボーンとモーフで細かい変形を付けていましたが、この折り方を続けていくと折り紙の頂点の位置が徐々に歪むので、折れば折るほど裏のポリゴン(紙)が見えてしまったり不自然な形になっていきます。
折り数にも限界がありますし、ひと折りするだけでもあまりにめんどくさい作業です。
(カメラが近かったり手で細密な動きを見せるシーンにはこの方法のほうが有効なので上手く使い分ければ良いかなと思います。)
ということで、もっと別の方法を考える事にしました。
もう一度最初に逆戻りぃ~。
1枚の折り紙から完成までを折るための条件は、
・変形させた時、ポリゴンの頂点が歪まない事。
・集中力が切れない程度な作り方にすること。
こんな感じでしょうか?
以前よりも手で折っていくリアルさが欠けるところがあるかもしれませんが、脳みそをクニャクニャにしてもっと簡単に作れる方法を考えていきます。
- モデラーで作業 -
三角分割の方向をうまく利用します。
折り紙を折った時に不自然な変形や影を出さないように、よく考えていきましょう。
【折り目が不自然の失敗例】
LWのモデラーには「三角分割」のコマンドがあります。
これを使えば一発で三角ポリゴンに分割することが出来ますが、望み通りの分割が出来るとは限りません。
【いろいろと三角分割を試してみる】
左:三角分割 (三角分割の後で45°回転)
真ん中:45°回転して三角分割
右:パースビューで斜めに回転して三角分割
三角分割の前に行った作業(回転による変形や細分化)によって分割する形状が変わってくるようです。
この段階では、パースビューで斜め方向(例:-X軸、-Z軸)に回転させた状態で三角分割すれば望み通りの分割方向を決めることが出来るけど、分割した状態でまた元の位置に戻すのは難しいです。
自分で自由に三角分割に方向性を持たせるような機能があると良いんですけどねぇ。
いちいち手作業で分割していくのはめんどくさいし・・・。
何か良い方法が無いものかと探していたら、意外にも多角形ポリゴンを三角分割する手法のひとつである「トライアングルファン」、「トライアングルストリップ」がそれを実現してくれました。
「トライアングルファン」、「トライアングルストリップ」を使って望み通りな三角分割を作り出すには条件があります。
板ポリ作成→上面ビューで45°回転→細分化→トライアングルファンかトライアングルストリップという流れでやっていかないと三角分割が不規則なものになってしまうのです。
回転と細分化の順番で、先に細分化を行った後に回転をして三角分割のを行うと以下のような分割形状になるので注意が必要です。
【順番が重要】
失敗したらまた最初(板ポリ作成)からやり直し。
あと、折り紙の細分化は以下の通り。
【折り紙の細分化比較】
ファセット4回分がベストでしょうか?
これで少し望み通りの結果に近付けることが出来ましたね。
やったー、やったー。(棒読み)
- もう少し足りない頭で考える。 -
「その程度の分割で折り紙が折れると思っていたのか!?」
(ブロリーの声で。)
実は、あれだけ語っておきながら、前文はボツ案なんです。
【折り紙を半分に折ってみると・・・】
次が折れないじゃないか・・・。 orz
これでは三角形に半分折った状態からさらに半分に折りたい時のことを考えるとあまり良いものとは言えません。
もっと理想的な分割方法を考えていきましょう。
前と同様に作業していって、細分化したところまでの折り紙に「ポール作成」をします。
【「ポール作成」をした後】
よし、これならいけそう!
「ポール作成」は多角形のポリゴンの中心から三角分割を行うものですが、下の画像のように様々な方向の折り目が作り易い形状になっています。
【本来の使い方。】
【これがベストな分割だと思います。】
八方向に折れる!
前の方法と比べると回りくどい作り方をせずに済むので良い感じです。
次回にこれをベースに折り紙を折る方法をまとめていきます。
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