主に、LightWave3Dに関する事を書き記します。
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透過マップを利用する際、以下の点に悩まされていました。
・草むらや髪の毛などの短冊状のポリゴンを作る時、透過状態のポリゴンが重なると加算されたかのように内側にあるオブジェクトまでもが透ける。
・グラディエントを利用すると完全な透明化が出来なくてうっすらとポリゴンの形状が見えてしまう。
これは僕の初歩的なミスで何らかの設定で解決出来るのかもしれませんが、とりあえずクリップマップと併用すれば上手く透過出来そうです。
【透過マップのみ】
板ポリが鏡面反射しているように見えますが、グラデーション背景が見えてしまってる状態になってます。
【透過 + クリップマップ】
透過マップを複製して白黒はっきりさせたものを作成し、クリップマップに追加して不透明度を60%にした状態です。クリップマップの不透明度を60%にしているのは、マップの効果が強すぎて草が細く、小さくなってしまうのを防ぐためです。
マップサイズ(256*256pixel)が小さいので正確に切り抜けないのが原因なのかなと思います。
【もっと近くで見ると分かり易い。】
マップサイズの都合上、モンハンなどのゲームでよく見られるような透過が出来ています。
このクオリティを動画で使うのはどうなんだって思いますが、モーションブラーやDOFでブレるし、アップで撮る事もないので背景として利用する分には充分です。僕のPCのスペックでは作り込む所が限られてきますし・・・。
他にも、クリップマップはオブジェクト全体の属性なので面白い表現を作り出すことが出来ます。
【トンネルの入り口付近で別の電車と入れ換え】
電車は2つの異なる色のオブジェクトが重なり合っていて、トンネルに入ると真っ黒な電車に変化します。ほんの一瞬ですけど、トンネル入り口でスラーッと変わってます。半透明化は出来ないので使いどころが限られますが、こういった面白い表現が簡単に作れるのは良いですね。今回の動画作りでは多用していきそうです。
- 補足 -
★Transparency Map(透明度)
サーフェイスを定義する属性。オブジェクトファイルに保存。
透明から半透明までの切り抜きが出来る。
★Clip Map
オブジェクト全体の属性。シーンファイルに保存。
透明の切り抜きは出来て半透明の切り抜きは出来ない。
(画像の輝度50%以上で切り抜き、以下は切り抜かないので白黒カラーがはっきりした画像を利用すると良い。)
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